ラジャアンパット(2009年3月)
2009年3月7日~15日にクルーズ船「サザンスター号」に乗船してインドネシアのラジャアンパットで撮った写真です。
今回は旅行記風に・・・。
ニューギニア島の西端にある「Raja Ampat(ラジャアンパット)」という数多くの島が集まったエリアに向け、3月7日の9時40分、セントレアからSQ便でシンガポールに向けて出発。更にSQ便でシンガポールからインドネシアの首都ジャカルタへ。18時過ぎにジャカルタに到着して、この日はステーションホテルで一泊しました。
翌朝、「メルパチ」という初めて聞いたローカル便に乗るために、3時30分にモーニングコールで起こされ、4時00分にホテルのロビーに集合。「メルパチ」のカウンターに向かうも、「まだ5時00分発のマカッサル行きの便にはチェックイン出来ない」とのこと。ラウンジに案内されてとりあえず待つことに。待つこと数時間、あっさりと「今日は飛ばない」というお言葉。「じゃあ、今日はメルパチ持ちでステーションホテルでもう一泊して、明日行けばいいや」と考えていると、現地スタッフが言うには「明日も飛ぶかどうか分からないので、その先の便には既に間に合わないが、とりあえず午後便でマカッサルまで行くことを勧める」とのこと。「それならば」というか、「少しでも先に進まなくては・・・」という思いで、マカッサルに向かいました。マカッサルでは空港から10分程のローカルホテルに泊まることに。「今晩はビールでも飲んで、さっさと寝よう」と思いホテルのボーイにビールを頼むものの「ここにはない」との寂しい返事。ボーイから「ホテルから200m程行ったお店で売っている」という情報を仕入れて買出しにいざ出発。お店でビールを頼むと「5分待ってくれ」と言われ、いやな予感がして「cold?」と聞くと「氷を入れろ」と言われてしまった。「ここはイスラム教の国。諦めも肝心」と自分を言い聞かせ、何年振りかのアルコールのない夜を過ごすことに。「毎日規則正しく、酔うまで飲む」という私の習慣が・・・。
眠れない夜を過ごし、翌朝、9時25分発の「メルパチ」便に乗り、最終目的地のソロンに到着。4本の便を乗り継ぎ、ここまでで2日半・・・。さすがは秘境。「潰れた1日を取り返すためにガンガン潜るぞ」と心に決め、サザンスター号に乗り込みました。
初日9日の1本目はBATANTA島のTg.Makoiというポイント。見られるのはバーチーク、ゴールドベリーなどのダムゼル系とスプレンデット、クレナイニセスズメなどのドティバック系。また、島の名前が付いたバタンタドティバックも。2ヶ月ぶりの海。水に慣れるだけで精一杯。ということで、写真は・・・。
そして2本目は同じポイントでナイト。「歩くサメ」を目当てに潜ったものの残念ながら現れることはなかった。
しかし、ナイト後のBINTANGビールが美味いこと。1日ぶりのビールを一気飲みしてしまった。
翌日の10日はAirborei島、Yanggefo島にて2本づつ。見られるものはアデヤッコ、イナズマヤッコ、ジョーフィッシュ、カニハゼ、薄っぺらいピグミー(ポントヒ)、コンビクトフィシュなどなど。
そしてGAM島にてナイト1本。ヒゲが生えた平べったいサメ「タッスルドウォビゴン」をGET。しかし、この手の被写体は絵にするのが難しいなー。
ナイトの後はもちろんBINTANGビール。
11日は極楽鳥ツアーをサボって、まずジェッティーで1本。2本からは「マンタ祭り」。今回、初進水となる10~17mmレンズのフィッシュアイレンズの登場です。これが難しかった。自分のフィンは映り込むは、ストロボの光が均等に当たらないは、透明度がモロに影響するは・・・。これからもっと勉強するつもりですが、何だかもう既に「諦めモード」に入りつつあります。
この日はナイトをサボってBINTANGビール。
12日はMioskon島、Kerupiar島、Kri島で4本。そして、この日のナイトで大事件が・・・。寝ているブダイなどを撮りながら潜っていると、突然、大きな魚が眼に映った。バッファローフィッシュだ!寝ぼけているのかあちらこちらにぶつかりながらゆっくり泳いでいる。そして、テーブルサンゴの下から上に向かってテーブル部分に触った。止まるか?と思った瞬間、テーブルサンゴをブチ壊して飛び出した。「ぅわぁ!」思わず声が出てしまった。壊されたテーブルサンゴを上から見ると「100%の内15%が無くなってしまった円グラフ」みたくなってしまった。また、パックマンにも見える(古い!)。もし、あのバッファローに体当たりされたら怪我だけでは済まないだろうなー。
ダイビング最終日の13日はKabuiStraits(水路)にて2本。1本目はNudiBranchRockというポイント。ドロドロのMadDiveで見られるのはピクチャードラゴネット。数メートル離れるとロストしてしまうような透明度のため、またまた写真は・・・。そして、最後の1本はラジャならではPassageというポイント。水面を泳いで大きな横穴に入った後、振り返ってみると「真っ暗な中に三角形の穴」が。そして、その穴からジャングルが見えるという不思議な光景だ。その穴を進み潜行すると上から光のシャワーが降ってくる。これまた美しく、写真を撮りまくる。次の撮影ポイントに移動するために水路に出てみると、いつの間にかダダ流れに。右手にカメラ、左手で岩をつかんで前へ進むものの、あと少しというところでギブアップ。一旦浮上して船に拾ってもらい、船で激流を登っていく。再度、エントリーしたところは流れが緩やかになっていた。ここでは、ソフトコーラルと水面に映るマングローブを撮るが、いつの間にか曇ってしまい緑が映えなかった。
今晩は最後の夜。船上バーベキューをいただきながらBINTANGビールと赤ワインを飲む。
5泊6日のクルージングを終えて帰路に付く予定が・・・。
「サザンスター号」を下船してソロン空港へ。メルパチに乗り込み、マカッサルへ。大きな問題もなく、マカッサルに無事到着。改めてマカッサル空港内を見てみると、出来て間もないこともあり非常に綺麗であった。トイレにドアがないソロンとは比べ物にならない。次の便までに時間があるため空港内で、足、腕と肩をマッサージしてもらう。1時間で110,000ルピア。円に換算すると900円。非常に安くダイビングで疲れた体をリフレッシュすることが出来た。
しかし、ここからがメルパチらしさ。3番搭乗口でジャカルタ便を待っていると、案内板から私たちが乗る便が消えてしまった。また、キャンセルか?と思ったが、いつの間にか搭乗口が変更になっていたようだ。急いで変更になった搭乗口に駆け付け搭乗する。変更のアナウンスを聞き逃したのか?それとも、アナウンスがなかったのか?
まあ、乗り遅れなかったから良しとするか。無事、離陸して、到着する。これでメルパチともお別れし、後は信頼できるシンガポール航空で・・・。と思いきや壁に掛かっている看板に「Welcome to East Java」の文字が・・・。ジャカルタってジャワ島の東だっけ?西じゃなかった?「ここはジャカルタではない」ということに気が付き、先程降りてきた搭乗口に駆け付ける。「マカッサル発、ジャカルタ行き」の便がいつの間にか「スラバヤ経由」になっていた模様。もう一度同じ飛行機に乗り込み、ジャカルタへ向かう。
まあ、乗り遅れなかったから良しとするか。無事、ジャカルタに着陸して荷物を待つ。しかし、何故だか私の荷物だけ出てこない。最後にこれがあったか・・・。と諦めかけたところ、出てきた!これでメルパチともお別れだ。
あとは「ジャカルタからシンガポール」、「シンガポールから名古屋」へのシンガポール航空。メルパチ航空とは安心感が全然違う。ジャカルタ空港でビールを飲み、シンガポール空港でもビールを飲んで、無事名古屋へ到着した。
ということで、搭乗便数4本の予定が5本になったが、まあ帰ってこられたということで良しとするか。
今回は旅行記風に・・・。
ニューギニア島の西端にある「Raja Ampat(ラジャアンパット)」という数多くの島が集まったエリアに向け、3月7日の9時40分、セントレアからSQ便でシンガポールに向けて出発。更にSQ便でシンガポールからインドネシアの首都ジャカルタへ。18時過ぎにジャカルタに到着して、この日はステーションホテルで一泊しました。
翌朝、「メルパチ」という初めて聞いたローカル便に乗るために、3時30分にモーニングコールで起こされ、4時00分にホテルのロビーに集合。「メルパチ」のカウンターに向かうも、「まだ5時00分発のマカッサル行きの便にはチェックイン出来ない」とのこと。ラウンジに案内されてとりあえず待つことに。待つこと数時間、あっさりと「今日は飛ばない」というお言葉。「じゃあ、今日はメルパチ持ちでステーションホテルでもう一泊して、明日行けばいいや」と考えていると、現地スタッフが言うには「明日も飛ぶかどうか分からないので、その先の便には既に間に合わないが、とりあえず午後便でマカッサルまで行くことを勧める」とのこと。「それならば」というか、「少しでも先に進まなくては・・・」という思いで、マカッサルに向かいました。マカッサルでは空港から10分程のローカルホテルに泊まることに。「今晩はビールでも飲んで、さっさと寝よう」と思いホテルのボーイにビールを頼むものの「ここにはない」との寂しい返事。ボーイから「ホテルから200m程行ったお店で売っている」という情報を仕入れて買出しにいざ出発。お店でビールを頼むと「5分待ってくれ」と言われ、いやな予感がして「cold?」と聞くと「氷を入れろ」と言われてしまった。「ここはイスラム教の国。諦めも肝心」と自分を言い聞かせ、何年振りかのアルコールのない夜を過ごすことに。「毎日規則正しく、酔うまで飲む」という私の習慣が・・・。
眠れない夜を過ごし、翌朝、9時25分発の「メルパチ」便に乗り、最終目的地のソロンに到着。4本の便を乗り継ぎ、ここまでで2日半・・・。さすがは秘境。「潰れた1日を取り返すためにガンガン潜るぞ」と心に決め、サザンスター号に乗り込みました。
初日9日の1本目はBATANTA島のTg.Makoiというポイント。見られるのはバーチーク、ゴールドベリーなどのダムゼル系とスプレンデット、クレナイニセスズメなどのドティバック系。また、島の名前が付いたバタンタドティバックも。2ヶ月ぶりの海。水に慣れるだけで精一杯。ということで、写真は・・・。
そして2本目は同じポイントでナイト。「歩くサメ」を目当てに潜ったものの残念ながら現れることはなかった。
しかし、ナイト後のBINTANGビールが美味いこと。1日ぶりのビールを一気飲みしてしまった。
翌日の10日はAirborei島、Yanggefo島にて2本づつ。見られるものはアデヤッコ、イナズマヤッコ、ジョーフィッシュ、カニハゼ、薄っぺらいピグミー(ポントヒ)、コンビクトフィシュなどなど。
そしてGAM島にてナイト1本。ヒゲが生えた平べったいサメ「タッスルドウォビゴン」をGET。しかし、この手の被写体は絵にするのが難しいなー。
ナイトの後はもちろんBINTANGビール。
11日は極楽鳥ツアーをサボって、まずジェッティーで1本。2本からは「マンタ祭り」。今回、初進水となる10~17mmレンズのフィッシュアイレンズの登場です。これが難しかった。自分のフィンは映り込むは、ストロボの光が均等に当たらないは、透明度がモロに影響するは・・・。これからもっと勉強するつもりですが、何だかもう既に「諦めモード」に入りつつあります。
この日はナイトをサボってBINTANGビール。
12日はMioskon島、Kerupiar島、Kri島で4本。そして、この日のナイトで大事件が・・・。寝ているブダイなどを撮りながら潜っていると、突然、大きな魚が眼に映った。バッファローフィッシュだ!寝ぼけているのかあちらこちらにぶつかりながらゆっくり泳いでいる。そして、テーブルサンゴの下から上に向かってテーブル部分に触った。止まるか?と思った瞬間、テーブルサンゴをブチ壊して飛び出した。「ぅわぁ!」思わず声が出てしまった。壊されたテーブルサンゴを上から見ると「100%の内15%が無くなってしまった円グラフ」みたくなってしまった。また、パックマンにも見える(古い!)。もし、あのバッファローに体当たりされたら怪我だけでは済まないだろうなー。
ダイビング最終日の13日はKabuiStraits(水路)にて2本。1本目はNudiBranchRockというポイント。ドロドロのMadDiveで見られるのはピクチャードラゴネット。数メートル離れるとロストしてしまうような透明度のため、またまた写真は・・・。そして、最後の1本はラジャならではPassageというポイント。水面を泳いで大きな横穴に入った後、振り返ってみると「真っ暗な中に三角形の穴」が。そして、その穴からジャングルが見えるという不思議な光景だ。その穴を進み潜行すると上から光のシャワーが降ってくる。これまた美しく、写真を撮りまくる。次の撮影ポイントに移動するために水路に出てみると、いつの間にかダダ流れに。右手にカメラ、左手で岩をつかんで前へ進むものの、あと少しというところでギブアップ。一旦浮上して船に拾ってもらい、船で激流を登っていく。再度、エントリーしたところは流れが緩やかになっていた。ここでは、ソフトコーラルと水面に映るマングローブを撮るが、いつの間にか曇ってしまい緑が映えなかった。
今晩は最後の夜。船上バーベキューをいただきながらBINTANGビールと赤ワインを飲む。
5泊6日のクルージングを終えて帰路に付く予定が・・・。
「サザンスター号」を下船してソロン空港へ。メルパチに乗り込み、マカッサルへ。大きな問題もなく、マカッサルに無事到着。改めてマカッサル空港内を見てみると、出来て間もないこともあり非常に綺麗であった。トイレにドアがないソロンとは比べ物にならない。次の便までに時間があるため空港内で、足、腕と肩をマッサージしてもらう。1時間で110,000ルピア。円に換算すると900円。非常に安くダイビングで疲れた体をリフレッシュすることが出来た。
しかし、ここからがメルパチらしさ。3番搭乗口でジャカルタ便を待っていると、案内板から私たちが乗る便が消えてしまった。また、キャンセルか?と思ったが、いつの間にか搭乗口が変更になっていたようだ。急いで変更になった搭乗口に駆け付け搭乗する。変更のアナウンスを聞き逃したのか?それとも、アナウンスがなかったのか?
まあ、乗り遅れなかったから良しとするか。無事、離陸して、到着する。これでメルパチともお別れし、後は信頼できるシンガポール航空で・・・。と思いきや壁に掛かっている看板に「Welcome to East Java」の文字が・・・。ジャカルタってジャワ島の東だっけ?西じゃなかった?「ここはジャカルタではない」ということに気が付き、先程降りてきた搭乗口に駆け付ける。「マカッサル発、ジャカルタ行き」の便がいつの間にか「スラバヤ経由」になっていた模様。もう一度同じ飛行機に乗り込み、ジャカルタへ向かう。
まあ、乗り遅れなかったから良しとするか。無事、ジャカルタに着陸して荷物を待つ。しかし、何故だか私の荷物だけ出てこない。最後にこれがあったか・・・。と諦めかけたところ、出てきた!これでメルパチともお別れだ。
あとは「ジャカルタからシンガポール」、「シンガポールから名古屋」へのシンガポール航空。メルパチ航空とは安心感が全然違う。ジャカルタ空港でビールを飲み、シンガポール空港でもビールを飲んで、無事名古屋へ到着した。
ということで、搭乗便数4本の予定が5本になったが、まあ帰ってこられたということで良しとするか。
by nexus30d
| 2009-03-07 00:00